1/27/2012
サンプリングについて考える。
今日twitterでフラーッと流れてきたRTの中にこんなのがあった。
「ヒップホップはトラックを作るためにサンプリングを用いる。サンプリングのためにB−BOYはDIGる。DIGりまくる。ジャンルレスにあらゆる音楽をDIGりまくる、結果全ての音楽が素晴らしいと気付く。そしてすべての音楽に尊敬を捧げる。とゆうことでヒップホップ最高。」
ふむ。この考えは良いと思う。実際僕もサンプリング好きだし、作ってる曲の7割くらいはサンプルしてるし、ビートに関してはほぼ100%サンプリングと言う手法を使っている。けどなんかこのtweetをみてなぜだか「ん??」と思ってしまった。なぜだ。
なぜかサンプリングをすると言う事に少しだけ違和感を感じ始めている。。。
サンプリングミュージックを語る時に必ず使われる「パクリじゃん」っていうHip Hopリスナーの口をつぐませる言葉があり、確かにそういう側面もあると思う。前にも書いたかもしれないけど、Hip Hopってお金のない所から始まった音楽の一つで、楽器が買えない人たちがなんとか自分たちで音楽を って事でビートをサンプリングして、、、 っていう所から始まってると思うんですよ。あと単純に楽器を弾けない人たちでも音楽というものに携われた っていう部分も多少あるんじゃないかなーって思います。実際僕もそんなに楽器は弾けないし、多重録音っていう技術が無ければ今でもほぼ作れてないんじゃないかなって感じです。
今まで何の迷いや考えも無く(考えてなくはないけど笑)サンプリングミュージックというものを捉えてきていたんだろうか。
僕がなんでサンプリングするかっていうのの一つに、昔の曲のリバイバルって言ったらちょっとかっこつけているみたいだけど、そういう部分があります。僕がそのサンプリングという手法で作った曲を誰かが気に入り、その誰かが元の曲まで聞きたくなるっていうのも悪くないかなーって。実際僕もHip Hopがサンプリングという手法で作られているのを知った時に、「なんだよ!パクリじゃないかよ!」っていうよりも先に、「元のオリジナル音楽ってどういうものなんだろう??」 ということにすごく興味を惹かれたんです。それでそのオリジナルの人のレコードやCDを探して買ったりしていたので、僕にもそういう事が出来たらなーっていう部分もあります。古き良き音楽を紹介したいっていう感じかな?
紹介したい っていう事で言えば、僕がなんでDJやっているかっていうと、僕の好きな音楽をみんなに紹介したいんですよね。こんな良い音楽あるんだけど良いでしょ?? みたいなのをクラブでやっちゃってる感じです、決して盛り上げたいからDJやってるわけではないです。子供の頃から「これ面白いよ」とか「これ最高だよ」とか人にお勧めするのが好きだったんです。だから僕の周りの地元の友達はみんなDJセット持ってたり笑 今考えると迷惑な事してたな〜笑 っと話しが脱線しました。
なんでサンプリングっていうものに違和感を持ち始めているのかなーって思ったのは、普段のお仕事では権利の問題等で全くもってサンプリングが出来ないという、音楽にとって当たり前の事を日常行なっている中で、サンプリングをすると言う事に対してちょっとだけ疑問を持ち始めているのかもしれない。昔から活動しているHip Hopアーティストで現役で活躍している人たちはサンプリングをしていない人もかなり増えてきていて、その気持ちが少しだけどわかる様な気もする。もちろん昔からサンプリング一筋で活動している人も沢山いますけど。
これだけ色々書いてて自分がどうしたいかもよくわからないし、今後もサンプリングミュージックは好きだろうし、作るだろうなーとも思うんだけど、なんかどうもしっくり来ないのでちょっと書いてみる事にしました。
音楽からインスパイアされる事は良い事だと思う。自分の今までたどってきた音楽歴を良い意味で自分なりにアウトプットするっていうのが醍醐味でもあると思っているので。やっぱり音楽的背景が見えない人の曲はどうも説得力が無くてちょっとだめなんですよね。まあそんな人滅多にいませんが。
ちなみに全くもってHip Hopを批判というか否定しているわけではないです。なぜなら僕もそういう音楽が大好きだから。
うーん結局何が言いたかったんだろうか笑 まあいいや。あとこの文章読み返して思ったのは、なんて文才が無いんだって事ですね笑
しかしまた音楽に対しての考え方がすこーしだけ変わったかも。今日は何も聞かずに寝よう。。。
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