1/29/2021

2012年のBEST!!

ありがたいことに前回も好評でした。「これ懐かしいなー」っていうのも嬉しいですが、「こんな曲あったんだ! 」っていうのもすごく嬉しいです。現代を生きていれば最近リリースされた曲が新譜だけど、昔の知らなかった曲も新譜の様な感覚で聴けるっていう意味では若い人は良いですよね。それは僕にとって昔の古いソウルミュージックだったりジャズだったり。昔の人からしてみれば当たり前の定番も、僕からすると聴いた事がなかったから新譜みたいなもので。なので新しい曲ももちろん、古い曲も色々探してみましょう! そういう意味で Spotify や Apple Music は良いですよね。自分の好きな曲だけを聴くのではなく、プレイリストからリコメンドされる事で良い物にヒットする機会が増えますからね。
では2012年のベスト行ってみましょう。





セレクトしているうちに思ったのが結構ボーカル曲が今回特に多いです。別に意識して狙っているわけではなかったんですがそんな感じになっていました。なんども言う様に Autonomic 以降かなりディープな曲が多かったのでその反動もあるのかなと。僕は当たり前の様に日本に住んでいるので日本の状況しかわからないですが、この時期はみんなクラブで思いっきり遊ぶ! みたいなのが2010年代の中でも顕著だった気がします。現在でも隔週で放送されている blockfm 内の Drum & Bass 専門チャンネル Localize が積極的にプッシュしていたこともあり、多くの新規リスナーを取り込んで行った部分も大きかったと思います。アンダーグラウンドなパーティーも活発だったし、バランスが取れていたというよりもマスとコアがある程度分かれていて、その中で切磋琢磨できたのではないかなと。
この年は超ビッグチューンはリリースされていない様な印象もありますが(忘れてるだけかも)、今聴くと味のある曲が多かったかなーとセレクトしていて感じました。今の所3年分セレクトしましたが、この年が一番選ぶのが大変だったかもしれません。15曲くらいにしようかと思ったのですがキリがないので。。では個別にみていきましょう。




01. Naibu & Ena, Key - Into The Distance
決して有名曲というわけではないかもしれませんがこれは絶対外せないでしょう。
フランス人の Naibu、日本人の Ena & Key によるドラムンベース史上に残る美曲。聴いた事がない人は絶対にスキップせずイントロから堪能してください。
あの Break に「ここ数年で一番の曲」と唸らせた素晴らしい曲で、その後 Break の Remix もリリースされています(そちらも素晴らしいです)。


02. Pennygiles - Au Revoir Blackbird
現在は活動を休止してしまっているのが非常に残念な Pennygiles による一曲。とあるジャズフュージョンを大胆にサンプリング。ボーカルの方のサンプルは知らなかったので今調べたんですけど、結構有名な女優さんの曲みたいですね。実は最初は Goodlooking からのリリースだったはずですが、当然の様に(笑)リリースされず Mr. Joseph の Fuzzybeats からの発表となりました。


03. Total Science & S.P.Y - Piano Funk (Feat. Riya & DâM FunK)
当時のリスナーなら完全な懐メロみたいになっているだろうこの曲。もうどこに行ってもどんな時間でもどんな人もプレイしていました。この数年でリリースが増えてきたシンガー Riya の大出世作といっても良いかもしれません。プレイリストを製作する際に久々に聴きましたが、さりげない SE とかビートの感じとか売れるべくして売れている名曲だなーと感じました。アートワーク以外は100点です。。


04. Random Movement - See You Again (Runnin')
こちらはあまり有名ではないかもしれませんが個人的にすごく思い入れが強い曲。
Random Movement がずっと大好きで曲は送り続けていたけど、もらったりすることはそんなになかった時期に、急に「今出来た曲なんだけどどう思う?」って送られてきたのがこれ。すごく好きなアーティストからそんな風に送ってもらえたらたまらないのはプロデューサーならわかるはず。。曲自体も Random Movement 節でバッチリ! 


05. Technimatic - The Golden Section
Technicolour & Komatic というそれまでソロで活動しつつも共作が多かった二人が正式にユニットとして組み始めた Technimatic。
Sick Music という Hospital Records の人気コンピレーションに収録され、軽やかで爽快なビートに美しいピアノが乗った隠れ名曲。うっすらディストーションされたベースアルペジオも良く合い、今でもプレイできる様な一曲です。


06. Calyx & TeeBee - Elevate This Sound
それまで自身のレーベル Subtitles を中心にリリースしてきた Calyx & Teebee が Ram Records とサイン! ということで当時非常に話題になりました。しかも曲は今までの彼らの雰囲気とは違うディープなサウンド。まあその後、いつも通りの彼らに戻るのですが、この時は「ついに Calyx & Teebee もこういうのを作る時代か!」と感じました。
しかしこういう曲を作らせても素晴らしいのが彼らで、圧倒的なサウンドクォリティで周囲を黙らせます。


07. Fracture feat. Dawn Day Night - Get Busy
こちらは非常にアンダーグラウンドヒットした曲で一度聴いたら忘れられないボーカルフレーズが印象的。この時期あたりから Fracture の勢いはすごく、出す曲全てがヒットしていた様な印象。
数年後、海外で彼の DJ を見る機会があって、すごく楽しみにしていたのですが、プレイがめちゃくちゃでかなり残念な思いをしました笑  ただ、その後の彼の DJ Mix とかを聴くとしっかりしているんですよね。たまたまだったんだろうけどあの時のプレイはなんだったんだろう。。。


08. dBridge - Cornered
この曲も地味ではありますが初めて聴いた時の衝撃が凄かった。当時ブレイクビーツ使うのちょっと恥ずかしいみたいな風潮があったんですけど、そんなの関係なしでブレイクビーツ一発勝負! って感じで男気溢れています。これを dBridge がやるから格好良いんですけどね。
ちなみにブレイクビーツ名は James Brown - Funky Drummer。たまにはこういうのも作ってみたいです。


09. Smote - Summertime
ノスタルジックなピアノにシンプルなビートで、この年のベスト? と言われるとちょっと難しいところではありますが、一応ランクイン。ビート感が今っぽくはないかもしれませんが、いわゆるリキッドファンクが好きな人にははまるのではないかと。なぜか Liquicity からリリースされた Spotify しかなかったのですが、元々は DJ Marky の Innerground からのリリース。


10. A-Sides - Keep Steppin' (feat. MC MC) (Unreal 2012 Remix)
こちらもそんなに有名な Remix ではないかもしれませんがピックアップ。
オリジナルの A-Sides - Keep Steppin' は Andy C を始め、多くのトッププレイヤーにプレイされて話題を呼んでいました。こちらはブラジルのアーティスト Unreal による Remix。あまりリリース量は多くありませんが、いきなりビッグチューンをリリースするちょっと変わった人。何を隠そう、あの S.P.Y の実弟です。どうも僕は 前回紹介した様な System - Hold It みたいに、イントロのコードにやられる傾向があるみたいです。関係ないですが次の僕のシングルもそんな感じになっているはずです。



今回は2012年編でした! 
週2回くらいアップしないとダラダラしてしまうのでサクサク行っていますが、週末以降ちょっと忙しいので来週は1つアップできれば良いかな?  また皆さんからのリアクションもお待ちしています。なかなかコメントしづらいかもしれませんが皆さんのオススメの一曲でもぜひ残していってください。


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