1/26/2017

インタビュー


昨年facebook限定でアップしていたQ&Aを今更ながらこちらに。
他の皆さんのもあるのでHEのサイトにアップできるようにしますね。外国語のインタビューは今までいくつかあったのですが、日本語はあまり無かったのでお時間ある時読んでみてください!

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7Questions 7Answers to 7DJs
Interview 7 : Velocity
 
Q1. アーティスト名、経歴などを含め簡単なプロフィールをお願いします。
 
A1. Velocity です。東京でドラムンベースの DJ をして、曲を作っています。元々は Hip Hop の DJ をしていて、2001年頃から本格的にドラムンベースに傾倒していきました。その後 WOMB で “Zero” というパーティーをスタートさせ、2006年頃から Human Elements (以下、HE ) に加入しました。その頃から曲作りもスタートして、現在は日本・イギリス・アメリカなどのドラムンベース・レーベルから曲をリリースしています。

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Q2. 現在の DJ セットアップや曲制作においてのセットアップを教えて頂けますか? またオススメのシンセサイザーやプラグインなども教えて頂きたいです。
 
A.2 現在は Serato DJ をバイナル・コントロールでプレイしています。環境が整わなければ USB 等でプレイすることもあります。先日もクラブのスイッチャーの調子が悪くPC コントロールが出来なかったので、急遽 USB でプレイしました。昔ほどトラブルは少ないのですが、何かあった時の為のバックアップは常にしている感じです。
オススメのシンセサイザーは “Massive” とか言っちゃうとありきたりなので、”Sylenth 1” を挙げておきます (こちらもメジャーではありますが)。“Massive” に似ている感じですが、良い意味でペラい感じの音作りも出来るのでベースに1枚レイヤーしてあげたりすることが多いです。
エフェクトでいうと、やはり “UAD” が良い感じなので、最近は “Studer A-800” を何となく刺してしまうことが多いかもしれません。デモを使った時、ドラム周りに “Studer” を刺した途端に音が決まってしまったのが忘れられず、今でもよく使っています。最近は “iZotope” の “Alloy 2” も良いな~と思っています。

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Q3. 最近はコラボレーションしての楽曲制作も増えてきているように思えますが、どの様な過程で行われているのでしょうか? また若いプロデューサーに向けて、簡単なアドバイスも教えて頂きたいです。
 
A3. 気付けばコラボすることも増えてきていて、やっていて凄く楽しいのですが、英語が不自由なので細かなニュアンスがうまく伝えきれないのが少しウィークポイントです。幸い今のところは何とかなっているのですが、今後増えていくともう少し英語に強くならないとだめだなーとは感じています。
コラボは基本的に何となく「やってみようか?」みたいな感じで始まることが多いんですけど、2年前にイギリスに行った時に数多くのアーティストと会ったのが大きかったかもです。いま一緒にコラボしている Kasper というアメリカ人もその時会って「おお! 君があの!」みたいに、すぐ話せたのが良かったのかもです。インターネット時代ではありますが、やはり実際会ってみると話が早いですね。
今の若い人にアドバイスするとしたら、幸いにも多くのオーガナイザーの努力で日本には数多くの外国人アーティストが来ていますよね。それを有難いチャンスだと思ってコミュニケーションを取ってみた方が良いと思います。そこで話すことによって物事が進む事もあると思うので。もちろん曲が良いのは大前提ですけど。なんかアドバイスじゃなくてショートカットみたいな話だけどそういうのもありだと思います。
 
また Human Elements はレーベルとしての運営もしています。ここ何年か少し動きがゆったりしていたのですが、2016年はもう少し動かしていきたいと思っているので、皆さんからのデモをどしどしお待ちしています。窓口は僕のところになっていますので【 velocity.tokyo@gmail.com 】までお願いします。HE としては日本人プロデューサーの曲をリリースしていけたら、と思っていますので気軽に送って頂きたいです。

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Q4. 今年は自身の2作目となる EP、“Night Owl EP” のリリースがありましたが、リリースによって環境の変化などあれば教えて頂きたいです。
 
A4. “Night Owl EP” をリリースしたことで、何かが大きく変わったということは無いかもしれません。今まで少しづつ積み重ねてきてのリリースだったので、それによって良いリアクションをもらえたというのはありますが、HE に関することでいえば “Lunar Prospector” をリリースした時の方が全体的な反響は大きかったかもです。
ちょっと違うのは “Lunar Prospector” をリリースした時は多くのリスナーの方から反響を頂いたのですが、“Night Owl EP” の時は自分が凄く好きなアーティストから良い反応を沢山もらえたことでしょうか。どちらが良いのかはよくわからないですが、長年好きだったアーティストから多少なりとも評価してもらえたことは有難かったです。
 
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Q5. DJ としてのキャリアをスタートした当初はレコード、そして CDJ、PC DJ と時代と共に変化し、それに伴い選曲や DJ スタイルも変化しているかと思います。ご自身で心掛けていることなどはありますか?
 
A5. 先程と多少重複しますが、現在は Serato DJ をバイナル・コントロールでプレイしています。元々はレコードで DJ をしていたのもあり、現在もバイナル・コントロールでプレイしています。
何のツールを使って DJ しているのかという話はもう過去の物だと思うし、誰が何を使っていようが正直どうでも良いと思います笑。 「 USB にしないの?」とかも言われますけど、将来的には移行するかもしれませんし、その時々でフレキシブルに考えたいなと思っています。
プレイスタイルの変化が機材で変わったということは無く、スタイルが変わったとしたら自分が曲を作り出したタイミングで変わったんじゃないかとは思います。昔は大味な曲なんかも使っていましたけど、曲作りするようになってからもっと細かい部分に耳が行ったのもあり、現在のような感じになっています。
  
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Q6. 今年(2016年)リリースされた楽曲の中から、Best 3 を教えて頂けますか?
 
Children Of Zeus (feat. DRS) - Still Standing (Lenzman Remix)
https://www.youtube.com/watch?v=IXTTmlW4xGg
 
Kasper - Suggestions
https://www.youtube.com/watch?v=SjSucs6Rup8
 
Satl & Velocity - Set It Out
https://www.youtube.com/watch?v=eHeVnga4TG0
 
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Q7. 最後に、12月29日(2016年)に開催される Human Elements への意気込みをお願い致します。
 
A7. まだどの時間にプレイするかわかりませんが、今年最後のプレイになりそうなので気合いを入れつつ楽しんでプレイ出来たらと思います。毎年クラシック祭りになるので、いつもよりはちょっと抑え気味にしたいなーと頭の中では考えていますが、どうなるでしょうか?
良いパーティーになると思うのでぜひ遊びにきてください!


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