2/24/2021

2014年のBEST!!

少し間が空いてしまいましたが今回は2014年編を。
2014年は個人的にかなり思い入れのある年で、初めて海外でドラムンベースを体感した忘れられない年です。現在でもドラムンベースフェスの中で規模は小さいながらも、屈指のクォリティと謳われているイタリアのサルディーニャ島で開催されている Sun & Bass にいきました。そこでは街中がドラムンベースフェスティバルになっており、公園、ビーチ、クラブと24時間どこかしらでドラムンベース鳴り響いている好きな人からしたら天国、嫌いな人からしたら地獄の空間。街を歩けば普通に Goldie, Marky, Paradox なんかがいる状況だし、気候は最高、ご飯もそれなりの価格でとても美味しいイタリアンが食べれる素晴らしい環境でした。僕は Makoto さんについて行ったので、多くのアーティストを紹介してもらったし、Kasper や Paul SG も「おお 君が!」みたいな感じですぐに打ち解けることができ、今でも良い関係が続いています。なのでイタリアに行ったことは僕にとってかなり大きなことだったし、本当に行ってよかったなと心から思っています。そんな一日フェス状態の中で聴いたドラムンベースはやはり忘れられないし、プレイリストにも少し反映されています。
メジャーシーンでは Sigma - Nobody To Love や Wilkinson - Dirty Love などがリリースされており、日本でもよくプレイされていました。
 






01. Dub Phizix & Strategy - Buffalo Charge
Dub Phizix & Strategy といえば以前も紹介した Marka ではありますが、その一発で終わらないのがすごいところ。先ほど話したイタリアで Strategy と仲良くなり、今度新しいシングルをビデオとともに出すんだ と言って先に観せてもらったのが良い思い出となっています。曲は聴いたことある人多いと思いますが MV は意外と知られていないような気がするので興味ある方は探してみてください。
逆面 Bounce も DJ Use で秀逸。国内の人気ラッパー Jinmenusagi がビートジャックした事で  Hip Hop 界隈でも話題となりました。


02. Nasty Habits - Shadow Boxing (Om Unit Remix)
大クラシックチューンのハーフリミックス。現在過去含め数々のリミックスが出ていますが、その中でも個人的に好きなのはこのリミックス。Om Unit も当時ニューカマーのような雰囲気もありましたが、このリミックスを手がけたことによって一気にシーンの中心人物となった感じもします。


03. Random Movement, Jaybee & Adrienne Richards - Ahead Of It All
常にアベレージ高く良質トラックを量産し続ける Random Movement と その奥様 Adrienne Richards。そして UK プロデューサーの Jaybee による至高のボーカルトラック。おそらくギターは奥様が弾いていると思います。しかしこのソリッドなビートは毎回似ていると言われればそれまでではあるんですが、良い雛形を作ったなーと思います。


04. Boosta & Atmos T - Things You Do
よくある曲と言われてしまえばそこまでなんですが、すごく中毒性がある曲で、当時は絶対にセットに入っていました。ちょっとクセになるボーカルにバウンスしたリズムがばっちりハマっています。サウンドクォリティが完璧だったらなーと思うこともありますが、前回書いたようにほぼ解散状態なのでリマスターとかはないでしょうね。。


05. The Invaderz - Love Vibrations (feat. DJ Marky)
ベテランプロデューサー The Invaderz がグループからソロに移行しておそらく初のアルバムからのカット。DJ Marky のセットで長くプレイされていて良い曲だなーとずっと思っていました。サンプルベースなすごくソウルフルな曲で、最近ではこういうタイプが減ってきているのでちょっと寂しいです。ブートレグでも良いので増えてくれないかなー(あまり大きな声ではいえませんが)。


06. Tokyo Prose - Songbird
現在は The North Quarter 所属の NZ プロデューサー Tokyo Prose。
ちょっと軽めのビートに 美しいピアノが絡む彼のシグネチャースタイル。それまで Samurai Music から比較的ダークな印象の曲もリリースしていましたが、この辺りからスタイルが固まってきた印象。Human Elements でも2015年にプレイしてもらってとても良い DJ を見せてくれました。


07. Ivy Lab - Live On Your Smile
Halogenix, Stray, Sabre からなる Ivy Lab の初期名作。現在は Halogenix が脱退してよりドラムンベースというフォーマットにこだわらないスタイルに移行している印象。
Live On Your Smile はシルキーな雰囲気にシンプルながらしっかりとフックになっているベースラインが印象的な名曲。


08. RoyGreen & Protone - Jazzypants
本当は The Storm 紹介したかったんですが、この曲と同じ EP に入ってるのに Spotify に入ってないんですよね。ただ、こちらの Jazzypants も隠れ名曲の一つと思っています。
ちょっと大人な雰囲気の場所でプレイされていても問題ないようなドラムンベース。最近の曲はどうしてもパワフルなので、このようなしっとりとした曲って探してみると意外とないんですよね。


09. Calibre - Honey Dew
これも Calibre しか作れない曲 と言ってしまえばそれまでなんですよね。
なんでこんなにかっこいいんだろとしかいえないのでとにかく聴いてください。


10. Ulterior Motive - Tape Pack 
これもイタリア Sun & Bass で死ぬほど聴いた思い出の曲。ちょうどイタリア行く前くらいにラジオとかでプレイされ始めて流通はしていなかったから、トップ DJ がこぞってかけていた印象ですね。セットの締めにこれで一盛り上げ! みたいな人が多かったです。
こぼれ話として、イタリアからその後ロンドンに移動したんですが、地下鉄に乗っていると中学生か高校生が数人いて、その子たちが「そろそろ Ulterior Motive のアルバム出るらしいよ」って話してたんですよね。本当すごいなーとカルチャーショックを受けたのを覚えています。



というわけで2014年でした。
どうしてもヨーロッパで聴いた曲が中心になってしまいましたが他にも紹介したい曲がいっぱいですがここらで。2015年もたくさんありますのでまたみてください!


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